入替戦、コイントスによる敗北から約1ヶ月。
今回は今思うことを素直に書いてみようと思う。
まず、入替戦について。
負けてはいけない、絶対に勝たなければいけなかった一戦。
後輩達は本当に奮闘してくれたと思う。
はやと、ゆうきの得点は特に忘れない。厳しい戦いの中、本当に頑張ってくれたと思う。
DF陣も流れが悪くなってもなんとか耐え忍んでくれた。
四年が不甲斐なかった。それだけ。
「いつものプレーができなかった」
とか、そんなのはただの準備不足でしかない。
入替までの練習でどれだけ危機感を持って、試合の緊張感を再現できてたか、意識していたか。
それが足りなかった、それだけの話だと思う。
4年のプレッシャーとかはただの言い訳だ。
周りの人は気を遣って、
「コイントスはないよな」
「一部なんだから引き分けなら残留でしょ」
様々な優しい言葉をかけてくれた。
でも、そうじゃないと思う。
一部なら引き分けた時点で終わり。
あと1点取れなかった。あと1点守りきれなかった。
同点、引き分けになった時点でもう一部にいる価値はない。
運に任せなければいけないところに行ってしまった事、それ自体が負けである。
「俺が止める、俺が勝たせる」
口だけだった。
今シーズンを振り返る度に痛感する。
後悔しかない。
遡れば一年生、二年生の時からである。
「あの時もっとケアしてればケガしてなかったのに、そしたらもっとトレーニングできたかもしれない」
つい先日までそう思ってた。
けれど、先日
早稲田の主将である、青木俊太のブログを読んだ
覚悟が足りなかっただけだと思った。
アイツは痛み止めを飲んでも使命感のもと行動していた。
自分にはそれが足りなかった。
主将がこんなんだから負けたんだと思う。本当に申し訳ない。
あの時踏ん張ってシュー練してたら、もっと他大に足を運んでいろんなシュートを受けていたら。
あげたらキリがない。
引退してからここまで考えさせられるとは思ってもいなかった。
頑張ったつもりでいた。
それはつもりでしかなかった。結果が示している。
後輩達にはこんな思いをしてほしくない。
だから今言う。
ひろきさんが前から言ってたけど、努力を惜しむな
今日はこうだから、あぁだから休もう
そういう毎日はやめよう。
痛くてシュート打てないなら壁あてはできる。
投げるのキツいならキャッチはできる。
全く動けないならビデオ見て頭を鍛えられる。
そこを一歩頑張れ。
1人でできないなら2人でがんばれ、チームで頑張れ。
みんなが頑張るし、みんなが頑張らせる。
そういうチームが強い、結局そういうチームが勝つ。
今回の結果はそういう所だと感じた。
試合後のミーティング、飲み会で涙した奴はいっぱいいる。
果たしてそこまで頑張れてたのか。
もしかしたら、頑張れてなかった自分を恥じてるのかもしれない。
そしたら行動に移して、継続しよう。
千葉大は継続できる人が少ない。
その時の勢い、気持ちに流されてしまう。
そこもチームでカバーしあおう。
そして、当たり前の基準を引き上げよう。
早稲田は勝たなければいけない使命感を1人1人が感じているとあった。
それが正しいかわからない
けど、千葉大に足りないのはそこだと思う。
勝ちたいと思う人は多いと思うけど、勝ちたい、勝てたらいいなじゃダメだと思う。
確かにやりたいというポジティブなエネルギーを持つことはすごく大事だし
「活躍したい、シュート決めたいから頑張る」
は大事だけど
「勝たなければいけない」
くらいのメンタルを持ってる人がもっと居ていいと思う。
それこそ「双」だと思う。
そこから変わってくれればな
と思う。
次に
もっと野望を持ってほしい。
限界を決めないでほしい。
これは前から言ってるけど
俺はエースになれない、代表になれない、ユースになれない
そんな考え方は成長の妨げでしかない。
この4年間ずっと感じていた。
そう考えてる時点で
限界を決めてるし、その程度の努力しかできないと思う。
自分の限界を超えて、到達が困難そうなものを目指して、そこに努力することで人は成長できる。
だから、挑戦できる機会があるなら迷わず飛び込んでほしい。
そうすれば失敗したとしても
自分の現状では何が足りてなくて、何が通用するかわかって距離がわかる。
すると、練習が具体的になる。
そういうトライ&エラーを繰り返せる選手、チームになってほしい。
主将として何が残せたのか正直わからない。
他大のブログを読むたびに何も残せてないんじゃないかと感じる。
だからこそ、
これから自分の考え、技術を伝えて残していこうと思う。
引退してどの社会人チームに入っても
原点は千葉大学男子ラクロス部
強くなろう
25期 #23 G 主将 福島裕樹