4年間のラクロス生活がとうとう終わった。
自分がもう引退する側だなんてあまり実感がないけれど、もう朝早くに目覚ましをかけていないからやはり引退したんだと思う。
この4年間いろんな人にお世話になった。
すべての人に心からありがとうと伝えたい。
コーチはもちろん、先輩後輩、同期、親、友人、本当にありがとうございました。
これからは、後輩たちの番になる。たまに朝練に行くとすっかりリーダーシップをとりチームに関わっている姿に感動する、まるで親の気分だ。
立場上TSの子たちに目が行くけれど、見ない間に頼もしくなっていてびっくりする。
そんな彼らに私はカッコいい背中を見せられたのだろうか、導けていたのだろうか。
私が4年生として彼らと接してきたことに価値があったのか。
引退してから、正直なところ、そんな気持ちで溢れていた。だって、最後の試合も笑って終われなかった。申し訳なさと不甲斐なさでいっぱいにもなる。
振り返ってみると、嬉しかったこと、おなかが痛くなるくらい面白かったこと、苦しかったこと、もう忘れたいくらい辛かったこと、とにかく濃くて大切な時間だった。入部した頃はよくわからないまま楽しく時間が過ぎていって、学年が上がっていくと活躍する同期の姿に感動して、新しくやりたいことも見つけわくわくした一方、やるべきことと自分の責任感のなさに戸惑ったり、上手くいかないことに嫌悪感を抱いていたり、それでもやっぱり部員のみんなとは一緒に頑張りたいと前向きになれたり…複雑でまとまりがないが今まで生きていた中で何よりも貴重な時間を過ごしていた。
その思い出だけを綺麗に残しておきたいけれどどうしても、「もっと努力できた」という後悔がぬぐい切れない。
現役の頃だってもちろん頑張っていなかったわけじゃないし、私にできることは何があるのかと考えていたつもりだった。だけど、今思えばまだ足りなかった、ただただ自分に甘かった。自分に甘くなっていたのは周りの人のせいでもなく、環境のせいでもない、自分のせいだった。
自分が3年生の頃、当時の4年生たちは5:50にはグラウンドにいて準備やら体のメンテナンスをしていた。それを知っていながら、私は自分の睡魔に負けてそれが出来なかった。
部活のことで悩んでいる後輩の相談にのってあげたいと思いながらもバイトやら予定やらと理由をつけて時間を十分に取らなかったこともある。
新しい部門になったとき、わからないことや不安なことは聞けばよいのに怒られることに怯えて勝手に解決しようとしたこともある。
挙げだしたらキリがないが、とにかく山のように後悔がある。はっきり言って隠しておきたいくらいだけど、ブログを書くことになったから仕方ない。
しかし、そんな中でも誇りに思うことがある。それは、努力する人たちと同じ環境にいられたことだ。努力する仲間のおかげでここまでやってこれたし、彼らがいなければ途中で投げ出していたかもしれない。
この部活の何よりの魅力は努力できる人たちがいるということだと思う。この大学生活、自分の選択次第でいかようにも生きられる。何が正解で何が間違っているなどないと思うけれど、自分の目標に向かって努力できる人たちがいる集団っていうのはなによりもカッコいい。後輩のみんなはこの道を選んだ。もう引退した私が言うくらいだから信じてほしいけれど、みんなのその選択は最高だよ。保証する。これからきっと今後の人生に大きく残るような経験をたくさんしていくはずだから、楽しみにしててね。
ただ、あとは、その選択を自分自身でどこまで最高なものにするかだと思う。私は後悔が拭いきれないって言ったけど、みんなには少しでもこの後悔をなくしてほしい。自分が出来ることを思いついたんならすぐに行動してみてほしい、自分で考えて不安なら誰かに頼ればいい、そのためにチームなんだから。
みんなの残りのラクロス生活は、みんな自身でしか変えられないんだから、自分が自分に満足できるように精一杯過ごしてほしい。
そしたらきっと胸を張って引退する日を迎えられると思う。
今までほど近くからは見守れないけど、応援してます。
今後の後輩たちの活躍に期待しています、千葉大学男子ラクロス部を頼んだよ。
25期 TR 相川雛子