幹部挨拶 主務 小勝啓司

昨年この幹部コラムを書いてから1年が経った。

今回は僕が1年間で培った様々なことのなかで1番このチームに僕が残していかないといけないと思っていることを今回は書きたいと思う。

昨年のこの時期、僕は主務としてチームの舵をきる立場になって気持ちがとても入っていた。しかし自分の張り切りとは裏腹にチームでは様々な問題が生じた。

気持ちが入っていたぶんだけ想いが裏切られたような気がして、僕の想いは怒りへと形を変えていった。

しかしある時、GMの渉さんに「チームで生じた問題は責任者の問題。その問題を未然に防げなかった自分が悪い」と言われた。

それに対して当時の自分は「あいつに任せたのに、逐一確認したのにミスをした。あいつが悪い」と思って、何を言ってんだと怒ったのを覚えている。

それから1年経って、当時渉さんが言ってくださった言葉の意味が今では理解できるようになった。

今一度このコラムを読んでくれている人がいるなら考えてみてほしい。自分が他者に任せたことをその他者が完遂出来なかった場合、その責任の『矛先』を何処に向けているのか。

僕は主務だ。僕の限界はチームの限界を作ることになる。常にチームの問題の責任の『矛先』は自分に向いていると思い、残り半年を過ごしていく。

僕は姿勢で、みんなに僕の学んだ大事なことを残していこうと想う。

チームはみんなで作るものだ。みんなが真の意味でチームの責任を背負って今年のリーグ戦を迎えよう。