TSリーダー 遠藤あゆ子

今年のTS目標はない。

それはTSという目標を取り払って、私たちもチームの一員として、「一緒に勝つ」ということだ。だから私たちの目標は「関東制覇」。関東制覇のために必要なことはなんでもやる。

また、目標に向かう時に心がけることは、「やりたいことをやる」という気持ちだ。「やりたいこと」とは楽しそうなこと、楽なことではない。「これをやれば、勝てる。強くなれる。と思うから生まれる。「やりたいこと」だ。

TSが主体的にそれを見つけられるようにしたい。仕事だからやるのでは、強いチームにはなれないし、何より楽しくない。楽しくなかったらプラスのことってそんなに生まれないはずだ。だから、やりたいこと、なりたいものを見つけて、どんどん挑戦してほしい。その形は全員同じではなくていい。一人一人のやりたいことや頑張るところが違っていても、それがチームの目標に向かっていたらそれはプラスになるから。

練習中はMG、DS、TRの三部門に分かれる。昨年から始まった部門わけ。今年は昨年の反省や経験を活かして、さらにレベルアップし、それぞれの分野で専門性を持った役割を果たし、勝ちにつなげる。

練習外ではプレイヤーがラクロスに集中できる環境をつくる。他大学との交渉や会計、備品の管理など、一見地味な仕事だが、どれもなくてはラクロスができない重要な役割だ。

このチームは人数が少ない。でも、私はこれでいいことだと思っている。人数がすくないからこそ、誰一人として欠けてはならないし、手を抜いてはいけない。全員が強くならないといけない。

人数が少ないからこそ、たくさんコミュニケーションが取れるし、まとまりがある。

このチームの良さを引き出し、活かすのはTSだと思っている。

全員が強くなるために、MGは効率良く、質の高い練習運営をする。DSはデータやビデオから弱点を見つけ、改善につなげる。TRの三部門はフィジカル面の弱点を見つけ、鍛える。

人数が少ないからこそ、プレイヤーとのコミュニケーションも取りやすい。プレイヤーにとってのベストを探すためにたくさん議論できる。

私はこのチームが好きだし、このチームで勝ちたい。そのために強いTS組織は欠かせない。強くなるためにまずは自分がやる。そして周りを巻き込んで勝つ。