新歓コラム 金谷洸希

◯新しい挑戦
俺は小学校中学校ではサッカー、高校ではテニスをしていた。もちろんラクロスなんてしたこともなかったし、ルールだって知らなかった。
サッカーでは地域の選抜に選ばれて、テニスでも団体戦で県大会まで行くことができた。千葉大学にはサッカー部もあるしテニス部もある。そこでなら今までの経験を活かして、すぐに活躍できるかもしれない。でも俺は、新しい挑戦がしてみたかった。自分がどこまでいけるか試してみたかった。周りも全員0からのスタートで、努力すればした分だけ差をつけることができる。そこに魅力を感じて、ラクロスしかないと思ったからラクロス部を選んだ。

◯ラクロス部のいいところ
大学は高校までと違って、部活だけじゃなくてサークルもある。部活とサークルの違いはたくさんあるけど、その中でもさらにラクロス部ならではの、チームメイトとのつながりの強さがある。
毎日顔合わせて一緒に練習して、勝つために、言いたいことを毎日本気で言い合う。飯も筋トレも毎日一緒。これだけ濃い時間を誰かと共有できるのは、ラクロス部しかない。
その中でも同期は、一番長い時間を過ごすから一番仲良い。同期とは年越しも一緒だし、ディズニー行ったりもする。同期だけじゃなくても、ラクロスは先輩に色々と教えてもらうことが多くて、密にコミュニケーションをとってる。ノリが良くて明るい先輩が多いから、かなり仲良い笑。
そんな熱い人達がいて、その人達と最高の人間関係を築くことができるのが、ラクロス部のいいところ。

◯ラクロスの魅力
さっき言ったように、ラクロスは大学から始める人がほとんど。主要なスポーツは高校までの経験で実力が決まりがちで、大学で頑張ってもなかなか成果が出なかったりする。
ラクロスは違う。自分が努力した分だけ上手くなるし、成果も出る。昨シーズン自分が1部新人王を取れたのは、全大学チームの2年生の中で、1番努力したから。当たり前だ。辛い時もあったけど、2年間の努力が成果に出た時、めっちゃ嬉しかった。
自分の努力次第でどこまでもいける、それがラクロスの魅力だと思う。

◯ラクロス部の1日
ラクロス部は朝練があるから一日の始まりが早い。最初は俺も朝早いのびびってたけど、慣れれば早起き余裕だし、今となってはメリットしか感じない。部活は基本的に朝だから夕方は自主練、バイト、勉強、好きなことに時間を費やせる、どこよりも一日を有効活用してると思う。
1日の始まりは、まず0630からグラウンドで朝練。だいたい0540にはグランドに着いて自主練始めてるかな。最初は眠かったけど、今となっては早く起きて早くグラウンドに行って、みんなより多く練習してる。そうすればどんどん上手くなれるし、だからむしろ早く起きることが好きになる。
朝練後は授業に出てしっかり勉強する。そこは部活と切り替えて集中する。朝練に出ているから一限の遅刻はまず絶対ない、そこはかなりいい点だと思う。空きコマとかがあればそこで朝練のビデオを見る。少しでも上手くなるために時間を使う。
お昼はチームメイトと集まって学校の近くの店に食べに行ったり、学食で食べたり。ここでもわいわいしゃべりながら楽しくご飯を食べれるのもラクロス部のいいところ。そして夕方にはグラウンドが使えるから自主練しに行ってシュートを打ったり、ウエイトルームとかジムで筋トレする。授業のない日は朝練後に遊びに行ったり、眠い時は思いっきり昼寝してます笑。

◯ユース
1年生大会での活躍が認められ、関東ユースに選ばれた。月に数回、関東の大学から同年代の上手いプレイヤーが招集され、練習会を行う。それは普段の千葉大学の練習とは違い、とても刺激的だった。仲の良い友達でもあったが、お互いに成長し合える良きライバルでもあった。
ユース活動での一番の経験はアメリカ遠征。アメリカに行って本場のラクロスを肌で感じる事ができた。ラクロスはもちろんだが、日本人として異文化に触れた経験も貴重で、忘れられない。
ユースに入ればラクロスを通して様々な経験ができるし、ラクロスが上手くなるのはもちろん人間としても成長できる。
ユースになる1番の方法は、ラクロスを好きになること。好きだからこそ没頭できるし、時間を費やせる。そしてラクロスには好きになる要素がたくさんある。シュートのスピードと精度、的確なパス、激しいボディコンタクト、相手のOFを黙らせるセーブ、変化し続けるフィールドのスペース、誰にも読めないゲームスピード…言い出したらキリがない。やればやるほど奥が深く没頭してしまう、そんなスポーツだ。だから、まずはラクロスに興味をもってほしい。
そして、他大学にたくさん友達をつくることもユースになる秘訣だと思う。千葉大学だけでなく、他大学のライバルたちを常に意識して共に成長することで、1人では到達できなかったフィールドに立つ事ができる。

◯新入生へ
君は勝利の喜びのあまり、チームメイトと抱き合ったことはあるか?負けて本気で悔しくて、涙したことはあるか?自分自身と真剣に向き合ったことはあるか?本気の勝負を、楽しんだことがあるか?
ラクロス部には、この全てがある。人生でそんなことが経験できるのは、これがラストチャンス。もちろん趣味ややりたい事があるならそれに費やす人生もある。でも、今まで味わったことない、充実した4年間を過ごしたくないか?
本気で熱くなって、共に勝利の喜びを分かち合える仲間を俺は待っている。グランドで会おう。

金谷洸希