FO(フェイスオフ)
フェイスオフではフィールドの中央のハーフライン上でクロスの裏と裏を向け合い、審判の笛とともにボールを奪い合います。
フェイスオフは各クウォーター開始時と得点後に行われます(厳密には他にもあります)。
ラクロスはポゼッションのスポーツとも言われ、DFがOFのキープするボールを奪い返すのが難しいという特徴があります。そのため、フェイスオフで何回勝てるかが試合の行方を大きく左右します。
フェイスオファーというフェイスオフに特化した選手もおり、それだけ重要なポジションだと言うことが分かるかと思います。
フェイスオファーについて書きましたが、フェイスオフに勝つためにはウィングにいる選手の活躍も欠かせません。ウィングとは、下図の赤線で囲ったラインのことです。
このウィング上に2人ずつ選手が並びます。このウィングには通常、チームの中で最もグランドボールに強い選手を配置します。
フェイスオファーが互角の時に、フェイスオフの勝敗を分けるのはウィングに配置された選手と言っても過言ではありません。
フェイスオファー同士での戦いはもちろんですが、ウィングでの戦いにも要注目です。
グラウンドボール
グラウンドボールとは、地面に落ちたボール、またはそのボールを奪い合うことです。略称として、グラボやGBと言われます。
グラウンドボールを拾うことをスクープと言います。グラウンドボールをスクープすることで、ボールを長く保持でき、その分攻撃時間が長くなり試合を優位に運ぶことができるので、グラウンドボールはとても重要です。
クリア
ディフェンスがグラボをすくったり、チェックで相手のボールを落としたり、ゴーリーがセーブするなどしてボールを獲得した後に、自陣のオフェンスコートにボールを運ぶことを言います。
クリアの成功率がオフェンス時間を大きく左右するため、勝利のためには必要不可欠になります。
ライド
相手がオフェンスをする側のコートにボールを運ぶのを邪魔すること、相手のクリアを妨害することを言います。
ファール
ファールにはパーソナルファールとテクニカルファール があります。
パーソナルファールとは重度のファールで、このペナルティーとしてファールの種類にもよりますが、1分〜3分のマンダウンというペナルティーが課せられます。
これ以外の、パーソナルファールに該当しない全てのファールをテクニカルファールといい、味方のポゼッション時は相手ボールに移り、相手のポゼッション時は30秒のマンダウンとなります。
マンダウンとは、一時的に退場することをいい、その間、ディフェンス側は、退場した分だけ少ない人数で守らなければならないため、不利な状況になります。
このときのディフェンスをマンダウンディフェンス、オフェンス側をエキストラマンオフェンスと呼びます。
パーソナルファールの一例
トリッピング
クロスなどで相手の足を引っ掛けること
スラッシング
クロスで相手の頭部などを叩くこと
クロスチェッキング
相手をクロスで突いたり、握った手と手の間のハンドル部分で相手をチェックこと
テクニカルファールの一例
プッシング
後ろから押したり、首から上の部分を押したりすること
ホールディング
クロスで相手や相手のクロスを押さえこむこと
オフサイド
ハーフを超えて敵陣側に攻め込めるのが6人まで、ハーフから自陣側で守ることができるのはGを含め7人までであり、これを破った場合、オフサイドとなる。
最後に
ラクロスについて少しでも興味を持っていただけたでしょうか。これからの試合を、より一層楽しんでもらえましたら幸いです!
今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします!