OF・DFについて

OF

OFは攻撃の役割を担うポジションです。OF組織には2種類・6人の選手がいます。

AT(アタック)
攻撃専門のプレイヤーで、ラクロスの花形とも言えます。華麗なシュートでチームを勝利に導くポジションです。

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MF(ミッドフィルダー)
攻守の両方で活躍し、ゲームを司ります。活動量が最も多いポジションであり、オールラウンダーと言えます。

 

シュート

 次は、ラクロスの“シュート”について紹介していきたいと思います。

 ラクロスのシュートは大きく分けて3つあります。
①スタンディングシュート(スタンシュー)
②ランニングシュート(ランシュー)
③まくりシュート(ドライブシュート)の3つです。

 スタンシューは野球の投球のような動作で打ち込むシュートです。右利きのシュートの場合は左足を踏み込んでシュートを打ち込みます。
バズーカのようなシュートがゴールに突き刺さると会場全体が盛り上がります。

ランシューは走りながら打つシュートで、ハンドボールのシュートをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
疾走感あふれる矢のようなシュートは観客の心も射抜くでしょう。

 最後のまくりシュートはラクロス特有のシュートです。ゴールの裏のスペースからゴール平面を超える方向に進みながら撃つシュートです。
コーナーキックでシュートを狙うような洗練された技術が必要になります。

 

 やはりラクロスは何と言ってもシュートが入った瞬間が一番盛り上がります。ラクロスを見る際にはぜひ“シュート”に注目して見てください!

DF

DFは文字通り、守備を行うのが主な役割のポジションです。DF組織には3種類・7人の選手がいます。

G(ゴーリー)
 サッカーのキーパー的ポジションがGです。チームの最後の砦であり、DF組織を統括する役割でもあります。ゴーリークロスと呼ばれる大きなクロスを使ってゴールを守ります。

LG(ロング)
 約1.8mのロングスティックと鍛えられた肉体で相手のOFを迎え撃つ守備の要です。
強烈なチェックでボールを落とし、OFにボールを繋ぎます。フィールドに4人しか入ることが出来ないのも特徴です。


SSDF(ショートスティックディフェンス)
 DFに特化したMFです。ディフェンスミディと呼ばれることもあります。
激しいボディコンタクトでボールを奪います。

ロングクロスについて

次は、ロングクロスについて詳しく紹介します!ロングクロスは長さがある分、できることがとても多いです。

 まず、ショートクロスよりも1on1が強いです!
 クロスが長い分、相手との間合いが遠くなるため相手の動きについて行きやすく、遠くにいても、触ることで相手の動きを制限できるなど様々な強みがあります!
 ロングクロスで相手の動きを制限してボールを落としたりするのは見ていてとてもかっこいいです!

 そしてチェック(クロスを使って相手を叩くこと)やグラボ(ボールを拾う動作)のバリエーションが多いこともロングの強みです!
 特にチェックはとても種類が多いです。クロスが長いことで、上から、下から、後ろからなどいろいろな角度から相手のクロスを叩くことができます!
 グラボのときも長いクロスで相手を押さえつけたり、遠くにあるボールを相手が触る前に拾ったりと強みがとても多いです!

 

 OF・DFの両者に異なる特徴やかっこよさがあります!OFの鮮やかなショットや、DFのロングクロスを使った迫力あるプレーに、是非注目してみてください!

その他ルールの詳細>>>>>

その他ルールの詳細

FO(フェイスオフ)

 フェイスオフではフィールドの中央のハーフライン上でクロスの裏と裏を向け合い、審判の笛とともにボールを奪い合います。
フェイスオフは各クウォーター開始時と得点後に行われます(厳密には他にもあります)。

 ラクロスはポゼッションのスポーツとも言われ、DFがOFのキープするボールを奪い返すのが難しいという特徴があります。そのため、フェイスオフで何回勝てるかが試合の行方を大きく左右します。

 フェイスオファーというフェイスオフに特化した選手もおり、それだけ重要なポジションだと言うことが分かるかと思います。
 フェイスオファーについて書きましたが、フェイスオフに勝つためにはウィングにいる選手の活躍も欠かせません。ウィングとは、下図の赤線で囲ったラインのことです。

 このウィング上に2人ずつ選手が並びます。このウィングには通常、チームの中で最もグランドボールに強い選手を配置します。
フェイスオファーが互角の時に、フェイスオフの勝敗を分けるのはウィングに配置された選手と言っても過言ではありません。

 フェイスオファー同士での戦いはもちろんですが、ウィングでの戦いにも要注目です。

グラウンドボール

 グラウンドボールとは、地面に落ちたボール、またはそのボールを奪い合うことです。略称として、グラボやGBと言われます。
 グラウンドボールを拾うことをスクープと言います。グラウンドボールをスクープすることで、ボールを長く保持でき、その分攻撃時間が長くなり試合を優位に運ぶことができるので、グラウンドボールはとても重要です。

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クリア

 ディフェンスがグラボをすくったり、チェックで相手のボールを落としたり、ゴーリーがセーブするなどしてボールを獲得した後に、自陣のオフェンスコートにボールを運ぶことを言います。
 クリアの成功率がオフェンス時間を大きく左右するため、勝利のためには必要不可欠になります。

ライド

相手がオフェンスをする側のコートにボールを運ぶのを邪魔すること、相手のクリアを妨害することを言います。

ファール

ファールにはパーソナルファールテクニカルファール があります。

 パーソナルファールとは重度のファールで、このペナルティーとしてファールの種類にもよりますが、1分〜3分のマンダウンというペナルティーが課せられます。
これ以外の、パーソナルファールに該当しない全てのファールをテクニカルファールといい、味方のポゼッション時は相手ボールに移り、相手のポゼッション時は30秒のマンダウンとなります。

 マンダウンとは、一時的に退場することをいい、その間、ディフェンス側は、退場した分だけ少ない人数で守らなければならないため、不利な状況になります。
このときのディフェンスをマンダウンディフェンス、オフェンス側をエキストラマンオフェンスと呼びます。

パーソナルファールの一例

トリッピング
クロスなどで相手の足を引っ掛けること

スラッシング
クロスで相手の頭部などを叩くこと

クロスチェッキング
相手をクロスで突いたり、握った手と手の間のハンドル部分で相手をチェックこと

テクニカルファールの一例

プッシング
後ろから押したり、首から上の部分を押したりすること

ホールディング
クロスで相手や相手のクロスを押さえこむこと

オフサイド
ハーフを超えて敵陣側に攻め込めるのが6人まで、ハーフから自陣側で守ることができるのはGを含め7人までであり、これを破った場合、オフサイドとなる。

最後に

ラクロスについて少しでも興味を持っていただけたでしょうか。これからの試合を、より一層楽しんでもらえましたら幸いです!

今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします!

基本ルール

ラクロスでは、プレイヤーはアタック、ミッドフィルダー、ディフェンス、ゴーリー、フェイスオファーと5つのポジションに分かれていて、それぞれに役割があります。

AT:アタックは攻撃の要で、敵のディフェンスを突破しながら、ゴールを狙います。
MF:ミッドフィルダーはフィールド中央で攻守を行うポジションです。
DF:ディフェンスは文字通り、敵の攻撃を阻止する役割を担います。
G:ゴーリーはサッカーでいうところのゴールキーパーとなり、ゴール前で敵のシュートを防ぐことが仕事です。
FO:フェイスオファーは、ラクロス特有の開始方法であるフェイスオフ専門のプレイヤーで、試合の流れを作り出すポジションです。

ラクロス用語について

 次は、ラクロス特有の用語についてご紹介します!これを少しでも覚えていただけると、ラクロスへの理解が深まること間違いなしです!

ポゼッション……クロス内にボールを所持すること。

クレードル……クロスを回転させ、遠心力でボールをポケット内に安定させること。

スクープ……地面に落ちているボールをクロスですくい上げること。

アウトオブバウンズ……ボールがフィールド外に出ること。

グラウンドボール……地面に落ちたボール、またはそのボールを奪い合うこと。

フライ……選手交代のこと。ラクロスでは登録選手内であれば時間を止めることなく自由に交代できる。

オフサイド……攻撃エリア内に6人以上、もしくは守備エリア内に7人以上の選手がいた場合はオフサイドとなり、得点無効や相手ボール、もしくは一時退場となる。

フェイスオフ……試合開始・再開の度に行う。地面に置いたボールをクロスとクロスの間に挟み、審判のホイッスルを合図に奪い合う。フェイスオフ専門の選手のことをフェイスオファーと呼ぶ。

ショット……シュートのこと。

クリア……相手陣地内に攻めてボールを入れる一連の動き。

ブレイク……攻守が交代し、オフェンスの人数が多い状態で攻めること。

チェイス……ラクロスではシュートあるいはゴールから外れたシュートがフィールド外に出た時、そのボールにフィールド外に出た時点で最も近くにいたフィールド内の選手のチームにボールが与えられる。そのことをチェイスという。

ライド……ボールを奪われ、相手が自陣に攻めるのを防ぐ一連の動き。

チェック……ボールを持つ相手選手のクロスや体をクロスでたたくこと。

ピック……オフェンス選手が壁となってディフェンス選手の動きを封じること。

ピックの一例


ラクロスの装備

使う道具の多さもラクロスの魅力!

 ラクロスをプレーするのに必要な道具はたくさんあります。
ポジションによって違ったり、選手の好みによってこだわりがあったりするのも面白いです。
そんなラクロスグッズを
① クロス
② 防具
③ ユニフォーム
の3つに分けて紹介します!


その①  クロス

ラクロスの代名詞!

 クロスとは、スティックとも呼ばれ、パス、キャッチ、シュートなどボールを扱うためのものです。
ポジションによって使う種類が異なります。

ショートクロス  主にオフェンスの選手が使う短いクロス。ボールを扱いやすい。

ロングクロス  ディフェンスの選手が使う180cmほどの長いクロス。相手オフェンスのクロスを叩くなどしてボールを奪う。

ゴーリークロス  ゴーリーがシュートを止めるために使う、先端部分が大きいクロス。

フェイスオフクロス  フェイスオフの際に使う、競り合いに耐える耐久性と柔軟性の高いクロス。

その②  防具

激しい接触から身を守る!

 ラクロスでは、ヘルメット・ショルダーパッド・エルボー・グローブ・マウスピース・スパイクを身につけてプレーします。それぞれの部位を守るためのもので、ボディコンタクトの激しいラクロスでは欠かせない道具です。

 全て揃えるとかなりの値段がしますので、ラクロスの参入障壁になっているとも言えるかもしれません。しかし、写真を見ていただければわかるように、このビジュアルのカッコよさはラクロスにしかありません。

 これらを着用することで、ラクロスならではの熱く、激しいボディコンタクトに対しても安全に、ダイナミックにプレーすることができます!

その③ ユニフォーム

千葉大の誇りを背負う!

 ユニフォームは、普段の練習着とは違い、試合の時のみ着用します。
CHARGERSのテーマカラーである紺と黄色をベースにしたデザインが、とてもカッコいいです。
1年生の頃はこのユニフォームを着て試合で活躍することに憧れて、練習に熱中していた部員も多いかも知れません。
HOMEとAWAYのものがあり、ユニフォームを着用することで、より気を引き締めて試合に臨めます。

 今回はラクロスの基本的な知識についてご紹介しました。

 ラクロスを知ることで、試合観戦の楽しさが倍増するはずです! これを機に、ラクロスにさらに興味を持っていただければ幸いです。
 今後は、選手が使っている道具にも、これから注目してみてくださいね!!

OF・DFについて>>>>>

競技性

 

 ラクロスは硬質ゴム製のボールを、金属製スティックに網のついた「クロス」を使って扱い、持って走ったりパスをしたりして最終的にゴールにシュートを決め、得点を競うボールゲームです。
 コートはサッカーよりもやや小さく、アイスホッケーと同様にゴールの裏もフィールドとして使うことができます。 ゴールは 183cm 四方の正方形をしています。
 世界的な競技人口は約 60 万人、日本では男女合わせて約 25,000 人とされています。

 

 男子ラクロスではボディコンタクトが許容されており、選手はヘルメットや防具類を装着して試合に臨みます。具体的には、金属製のクロス、ヘルメット、ショルダー(肩及び胸部の防具)、エルボー/グローブ(腕部の防具)を用います。
 トッププレイヤーのシュートは 160km/h を超え、激しいボディコンタクトがあることから、“地上最速の格闘球技”と呼ばれています。
 また、戦術やデータの活用が非常に有効で、身体能力だけでは勝つことが難しいスポーツでもあります。

 10対10で戦い、フィールド内のプレイヤーは、アタック 3 人、ミッドフィールダー3 人、ディフェンス 3 人、ゴ ーリー1 人で構成されています。アタックは攻撃の選手、ミッドフィルダーは中盤の選手、ディフェンスは守備の選手にあたります。また、ゴーリーはサッカーなどでいうゴールキーパーです。

 オフェンス時は 6 人、ディフェンス時はゴーリーを含め 7 人で守らなければならず、残り のプレーヤーはハーフラインを超えることが出来ません(オフサイドルール)。 一試合は 15分×4Q(クォーター)となっています。

 選手の交代はフライと呼ばれ、交代エリアを使い何回でも交代は可能です。フィールド内を全力 疾走で駆け回るミッドフィールダーは 2-3 分おきにフライすることも多くあります。

 選手が扱うクロスはポジションによって異なり、アタックやミッドフィールダーは動きやすさやクロスの振りの速さを重視して約 1m のショートクロス、ディフェンダーは約 1.8m のロングクロス、ゴーリーは網の部分が大きいゴーリークロスを使います。ディフェンス力強化 のため、一部のミッドフィールダーがロングクロスを持つことも多く、ロングミディ(LMF) と呼ばれています。
 なお、試合中フィールド内でロングクロスを持つことが出来るのは 4 人までです。


基本ルール>>>>>