#21 DF 竹腰倭人

いままでお世話になった多くの方々、ありがとうございました。

なにかを伝えるような引退手記じゃないですけど、読んでみてください。

僕は、大学に入るまでの人生を振り返ると、成功体験の方が多かった。剣道では、特別な成績があるわけではないが、全国大会を幾度も経験してきた。

大学に入って剣道を辞めて、ラクロスを始めるってなった時もそれなりに上手くいくって思ってた。というか信じてた。

まわりの人たちがどんどん上手くなってって、リーグ戦に出れなくて、無理だーって思ってた。
でも活躍したかった。

だから振り返ってみると、コロナって少しありがたくもあった。
これまでの自分についてとか、ラクロスについてとかいろいろ考えられたし、トレーニングとかしてると毎日が一瞬だった。例年通りの動き方が続いてても、周りとの差は埋められなかったのではないかって思ったし、この期間で確実に成長してやろうって思った。
周りのみんながどれくらいしてたかとか知らないけど、我ながら、結構がんばった気がする。
でもよく考えてみると、4年は最後だからトレーニングとか頑張れるけど、あのコロナの状況の中で頑張ってた2.3年生はすげーと思う。僕だったらNetflixの泥沼から抜け出せるかわかりません。

そうしてみんなと挑んだ、リーグ戦はすごく楽しかった。とくに、決勝戦はこれからもずっと記憶に残ると思う。

一番好きなシーンは、4Qのマンダウンで5人全員が4年だって思って守ってた時。マンダウンだけど、このままずっとプレーしてたいなーなんて思ってた。(3マンダウンは楽しかったけど、続いて欲しくはなかった。)みんな頼もしかった。
たつの胸板も、ゆうたろうの身長も、あさのの脚も、しんじの腕も、はたえの全部も、普段よりずっとデカく感じた。
あの瞬間はもう来ないのかと、名残惜しいです。

後輩のときのリーグ戦はベンチだったからってのもあるけど、特別な感情は正直あまりなかった。
でも今年は久しく忘れていた、高揚感とかいろんな感情がすごく感じられた。
スポーツってこんなに素晴らしかったっけ。
どこのチームよりも一番長くプレーできて最高でした。

納会のわたるさんの言葉で、これからの人生でもっとこれを超えてくるものがまだまだあるかもしれないって聞いて、楽しみになった。

4月からは社会にもまれまくって、同期の誰よりも苦労して成長してやろうと思う。

みなさん、お世話になりました。
ありがとうございました。