幹部挨拶 主務 小勝啓司

昨年この幹部コラムを書いてから1年が経った。

今回は僕が1年間で培った様々なことのなかで1番このチームに僕が残していかないといけないと思っていることを今回は書きたいと思う。

昨年のこの時期、僕は主務としてチームの舵をきる立場になって気持ちがとても入っていた。しかし自分の張り切りとは裏腹にチームでは様々な問題が生じた。

気持ちが入っていたぶんだけ想いが裏切られたような気がして、僕の想いは怒りへと形を変えていった。

しかしある時、GMの渉さんに「チームで生じた問題は責任者の問題。その問題を未然に防げなかった自分が悪い」と言われた。

それに対して当時の自分は「あいつに任せたのに、逐一確認したのにミスをした。あいつが悪い」と思って、何を言ってんだと怒ったのを覚えている。

それから1年経って、当時渉さんが言ってくださった言葉の意味が今では理解できるようになった。

今一度このコラムを読んでくれている人がいるなら考えてみてほしい。自分が他者に任せたことをその他者が完遂出来なかった場合、その責任の『矛先』を何処に向けているのか。

僕は主務だ。僕の限界はチームの限界を作ることになる。常にチームの問題の責任の『矛先』は自分に向いていると思い、残り半年を過ごしていく。

僕は姿勢で、みんなに僕の学んだ大事なことを残していこうと想う。

チームはみんなで作るものだ。みんなが真の意味でチームの責任を背負って今年のリーグ戦を迎えよう。

第13回FILラクロス男子世界選手権大会が、イスラエル・ネタニヤで7月11日(水)~21日(土)にかけて開催され、主将の(金谷)洸希さんが出場しました。
イスラエルからの帰国後、学生で唯一日本代表のユニフォームに身を包んだ経験を語ってもらいました。

 

「自分の実力が世界にどんくらい通用するかっていうワクワクの方がでかかった。」

ーーまず、代表が決まった時の気持ちを教えてください。

(金谷)代表はゴールデンウィーク中の合宿で決まる予定でした。合宿2日目の夜の発表で、自分が代表に入っていてびっくりしました。僕は練習生の期間がとても長かったため、代表に選ばれた時は、最後に滑り込めてよかったって思いました。その時は「よし!ワールドカップ行くぞ!」ってより、まず入れてよかったっていう気持ちが大きくて、正直世界で戦う実感は湧かなかったです。

 

ーー代表チームの中で最年少でありながら、初戦(vsノルウェー)から2ゴールを決めるなど、勝ちに貢献した洸希さん。初戦(vsノルウェー)を向かえる前の気持ちを教えてください。

(金谷)点を取りたい。思うことはただそれだけでした。まずはとりあえず1点決めたかったです。
実際の試合では、1Qから点を決められたので良かったです。

 

ーー初戦前にドキドキや緊張はなかったですか?

(金谷)緊張はしなかったです。
緊張よりも、自分の実力が世界でどんくらい通用するかっていうワクワクの方がでかかったです。

 

ーーではいつもの試合の方が緊張しますか?

(金谷)そーですね…。あー、でも、いつもの試合でもあんまり緊張してないです。(笑)

 

ーー試合前から点を取ることが目標でしたが、実際に世界で点を取るってどんな感じですか?点を取った時の気持ちを教えてください。

(金谷)点を取った時はとても嬉しかったです。
戦った相手が弱かったということもありましたが、ふつうに嬉しかったです。

 

ーー世界で戦うにあたって自分の強みになると思ったところを教えてください。

(金谷)3月にオーストラリアへ遠征に行って外国人と戦った中で、日本人の方が足が速い感覚がありました。そこが強みになるなと思いました。だから1on1 やランシューで勝負できると思っていました。外国人と日本人では体格の差はありますが、実際にそれを感じる場面はなかったです。

 

ーー実際に世界を相手にしてみてどうでしたか?

(金谷)予想通り、1on1 とランシューが自分の武器となりました。MFとして出場したため、もともと日本にいる時は予定していなかったDFもしました。自分がDFをやった時は、外国人のパワーの強さを感じましたが、頑張りました。

 

「1番はラクロスを好きであり続けることが大事です。」

ーー今回のワールドカップ出場という経験をこれからのラクロス生活にどう活かしたいと思いますか?

(金谷)ワールドカップで戦って、ラクロスって本当に楽しいと改めて実感しました。日本にいる時はリーグ戦で勝たなければいけないという思いが強すぎて、ラクロス本来の面白さを忘れていたということに気付きました。もともとワールドカップに行くことが僕の夢だったので、その夢を達成した後はどうなるかなと思った時もありましたが、ワールドカップ出場を通して、まだまだラクロス上手くなりそうだなって、上手くなってラクロスが楽しくなりそうだなって思いました。だから、また4年後にもう一度ワールドカップに行くことが新たな目標となりました。そのために努力し続けるつもりです。

 

ーー日本代表を夢見る後輩ラクロッサーにとって、現役大学生で日本代表入りを果たした洸希さんの存在は大きな希望となったと思います。最後に、洸希さんの背中を追う後輩や部員に一言、アドバイスをお願いします。

(金谷)やっぱり、1番はラクロスを好きであり続けることが大事です。しんどいとか思いながら練習していたら上手くいかないと思います。ラクロスが好きで楽しいって思えたら自然と練習する時間も増えるし、考える量も多くなると思います。だから、ラクロスのことが本当に好き、楽しいという気持ちを持ち続けることが大事だと思います。

 

 

これをしなければならない…。こうならなければならない…。もともと好きで始めたはずなのにいつの間にか義務になっているという事はラクロス以外でも起こり得ることです。でも、それでは何のためにやってるのかわからないし、やり甲斐も感じなくなってしまうように思います。洸希さんはまさに「好きこそ物の上手なれ」を体現していると感じました。この洸希さんのラクロスに対する姿勢を見習い、もう一度自分にとってラクロスがどういう存在なのかを考え直したいと思います。

インタビュー:石原美歩(2年MG)

早稲田戦に向けて ー 4年 小松遼太郎

こんにちは。
4年の小松遼太郎です。DFです。自分で言うのも変ですが存在感が薄く、同期の他の3人は他大にも知られてますが、自分はほとんど知られてないので以後お見知りおきください。

 

 

去年、17チームで自分のDREAMとしてみんなの前で喋ったものの叶っていないことがある。『ひろきにアシストする』こと。GBからなのか、パスカットからなのか、それともゆうきのセーブからパス貰ってなのかどんな形かは分からないけど、(欲を言えば痺れるような)パスを通したい。今年がラストチャンスなので絶対に実現させる。

そして今年になって特に意識しているテーマ『ゆうあの黒子役』もリーグ戦の目標だ。
ゆうあが、もちろん他のロングのキヨやタツや雄太郎達が、チャンスだと思ったら好きに動けるようにその後ろをなんとかするのが自分の役目だと思う。
その中でもずっと一緒にDFをやってきたゆうあが暴れるタイミングは他の誰よりも分かっているつもりだから、後ろのことは気にせず思う存分暴れまわってほしい。

 

最後に同期へ。なんか今言うのも変なかんじだけど、今書かないと伝える機会がなさそうだから笑
俺らで決めた『関東制覇』絶対達成しよう。人数少ないとやっぱり大変だね、じゃなくて、人数少ないけどあの年の千葉大は凄かったって言われるように。

4年 DF 小松遼太郎

 

2018 | 2017| 2016

TSリーダー 遠藤あゆ子

今年のTS目標はない。
それはTSという枠を取り払って、私たちもチームの一員として、「一緒に勝つ」ということだ。だから私たちの目標は「関東制覇」。関東制覇のために必要なことはなんでもやる。

また、目標に向かう時に、心がけることは、「やりたいことをやる」という気持ちだ。「やりたいこと」とは楽しそうなこと、楽なことではない。「これをやれば、勝てる。強くなれる。」と思うから生まれる、「やりたいこと」だ。

TSが主体的にそれを見つけられるようにしたい。仕方なく、仕事だからやるんでは、強いチームにはなれないし、何より楽しくない。楽しくなかったらプラスのことってそんなに生まれないはずだ。だから、やりたいこと、なりたいものを見つけて、どんどん挑戦してほしい。
その形は全員同じではなくていい。一人一人のやりたいことや頑張るとこが違っていても、それがチームの目標に向かっていたらそれはプラスになるから。

練習中は練習の質、パフォーマンスを最大限高める。
練習外ではプレイヤーがラクロスだけに集中できる環境を作る。
TSが出来ること、やるべきことはこれだけだ。

このチームは人数が少ない。でも、私はこれをいいことだと思っている。
人数が少ないからこそ、誰一人として欠けてはならないし、手を抜いてはいけない。全員が強くならないといけない。

人数が少ないからこそ、たくさんコミュニケーションが取れるし、まとまりがある。

このチームの良さを引き出し、活かすのはTSだと思っている。

全員が強くなるために、
MGは効率よく、質の高い練習運営をする。
DSはデータやビデオから弱点を見つけ、改善につなげる。
TRはフィジカル面の弱点を見つけ、鍛える。

人数が少ないからこそ、
プレイヤーとのコミュニケーションも取りやすい。プレイヤーにとってのベストを探すためにたくさん議論できる。

私はこのチームが好きだし、このチームで勝ちたい。関東制覇したい。
そのために強いTS組織は欠かせない。
強くなるためにまずは自分がやる。
そして周りを巻き込んで勝つ。

TSリーダー 遠藤あゆ子

 

2018 | 2017| 2016

幹部挨拶 主将 金谷洸希

1.目標
今年の目標は『関東制覇』です。
今年、千葉大は1部3年目になります。日本一を狙える環境にいるにも関わらず、final4、finalをスタンドで見ることしかできない。自分の同期はあの舞台で活躍しているのにそれを遠くから見ているのがすごく悔しかったです。

あの舞台で勝ちたい。勝って千葉大が強いということを証明したい。そういう気持ちから今年の目標は決めました。

2.スローガン
今年のスローガンは『双』です。
このスローガンには2つの意味が込められています。

①1日に2倍成長する
②相反する2つのことを両立する
という意味です。

まず、①1日に2倍成長するということに関してです。
今年の千葉大は2年20人3年6人4年4人という人数構成です。2年生がチームの3分の2を占めています。そのため『3.4年は全員が絶対的な存在にならなければならない。2年は急成長をしなければならない。』という状況です。
なので今年は他大学に比べて1日の成長率を2倍にしようということです。

今の千葉大の力が0だとして一部上位校の力が100だとします。一部上位校が1日に1成長して、千葉大が1日に2成長すれば、100日後にはどちらの力も200となり、並ぶわけです。
なので練習、トレーニング、mtgの質にまでこだわって1日に多く成長しようという意味が込められています。

次に②相反する2つのことを両立するということに関してです。
相反することの例として、『ストイックさ』と『楽しさ』、『厳しさ』と『思いやり』、『発信』と『受信』などがあります。
ラクロスをめちゃくちゃストイックにやったとしても、楽しさを忘れてしまったら、ただきついだけです。逆に楽しさばかりを追求してストイックさがなかったら強くなれません。
人に対して厳しく指摘ばかりして、何も思いやりがなかったら、言われた人はただ気持ちが萎えてしまうだけです。思いやりを持ちすぎて、厳しさがなかったら勝ちに対する雰囲気が緩くなってしまいます。
発信ばかりして、受信しなかったら、誰もついてきません。受信ばかりして、発信しなかったら認められるプレイヤーになれません。

相反する2つのことを両立させることによって、2倍成長することにつながります。

これをどれだけチームで大切にできるかが今年の目標達成にとても重要だと感じています。

 

3.最後に
僕は千葉大男子ラクロス部を色んな人に応援してもらえるチームにしたいと思っています。
他大のラクロス部からもですし、千葉大内の他の体育会やサークルから応援してもらえるようなチームにしたいです。
他団体には自分らにはない、いいところが必ずあって、それを見つけ、敬う心を常に持ち続けます。
お互いをけなしあうのではなく、お互いが応援し合えたら最高です。

スローガンとも被りますが、『ラクロス』と『内面』どちらも2倍成長させていきます。
応援よろしくお願いいたします。

 

今年の目標は必ず達成できると思っています。『関東制覇』を達成するためには、様々なことにこだわらなければならないし、特に4年は一瞬の妥協も許されないと感じています。
大学4年間の集大成となる今年に、千葉大の歴史を塗り替えてやろうと本気で思っています。
周りが何と言おうと関係ない。ただ勝ちに向かって全力を注ぐだけです。

2.3年生は4年を見て付いてきてほしい。大変な一年になると思うけど、今年の最後に笑って終われるように、全ては『関東制覇』するために。

24期主将 金谷洸希

 

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