幹部挨拶 副将 矢上泰雅

○副将として
副将という役職はやること、やらなければいけないことというのは決まっているわけではない。主将のようにチームを一心に背負ってまとめるわけではない。特にやることもなく、役職だけがあるだけだ。
‥と副将になる数ヶ月前まで正直そう思っていた。なんにも分かってなかった。自分が憧れた副将像である、入部したころの健太郎さんはなんにもしてなかったわけがない。常にチームにアンテナを張り続け、辞めそうな人がいたら飯食いに行く。様子がおかしい人がいたらほっておかず、声をかける。怪我しても練習中、常に存在感を出し続ける。そんな副将がかっこよかった。まだそんな副将に自分はなれてない。アンテナが圧倒的に張りきれてない。健太郎さんは姿勢ですべてを伝えていたりょうまさんの代わりに全てをやっていた。俺はりくがもっと自分だけに集中できる、やることはないと言える環境を作る。そんな副将になりたい。