幹部挨拶 主将 松田陸

この度、主将を務めることになりました23期の松田陸です。
①目標
今年のチームの目標は『FINAL4で勝つ』です。
昨年のチームでも同じ目標を掲げていました。昨年の日体戦や早稲田戦では、最終的には点差は離れてしまいましたが、実際に試合をして手応えを感じることができました。何がどれだけ足りないのか、昨年よりも目標のイメージが湧きました。また、今年のチームは昨年のチームでやってきたことを繋げようということも一つのテーマとしてやっているので、昨年達成できなかった目標を今年こそ達成したいという想いがあります。
昨年11月にFINALを観戦し、改めてFINALの観客の多さに驚きました。昨年あの舞台に立つことを目標にしていて、FINALの舞台は自分の中で特別な舞台でしたが、やはり生で見るものは格別でした。純粋にあの舞台でプレーしたい、自分のプレーで会場を沸かせたいという想いを確認することができました。
自分を含め、今の千葉大にあの舞台よりも大きな舞台でスポーツをしたことがある人はいないと思います。大好きなラクロス、大学生活を一番捧げているラクロスを、あの大舞台で披露できることほどラクロッサーにとって幸せなことはないです。
②スローガン
今年のチームのスローガンは「やれ」です。
この「やれ」にはいくつか意味があります。
まずは、もっと「やれ」。
リーグ戦が始まるまであと約6ヶ月しかありません。一日一日をどのように過ごすかで、勝つか負けるかが決まると思います。常に向上心を持っていれば、勝つためにできることはいくらでもあります。今の自分に限界を作らずにもっと「やれ」ということです。
次に、全員で「やれ」。
一人だけが上手くても絶対に勝てません。千葉大は人数が少ないので、下級生を含めて全員が上手くならないといけません。一人でも下手な低い人がいたら勝てません。誰かの甘い行動がチームを負けに近づけます。自分がやっていればいいではなく、全員で同じ目標に向かって一丸になることが大事です。
最後に、全力で「やれ」。
単純なことですが、一番大事なことだと思います。自分たちはまだまだ下手くそで、一部上位校とは大きな差があります。このまま同じスピードで上手くなっていっても差は縮まりません。いかに上達するか、それは、アップ、ダウン、トレーニング、単純なことから、たとえ疲労が溜まっていても、全て全力でやることです。一瞬の妥協がチームを負けに近づけます。
これらは、全て意識の話で自分たち次第です。だから「やれ!」と言い合える、スローガンを大切にできるチームを作れば絶対に目標を達成できます。
③最後に
今年は、自分にとって競技スポーツをやる最後の年です。小学校、中学校、高校、大学とずっと部活に入って競技スポーツを十数年やってきましたが、今年がその集大成となります。自分の学生生活を振り返ると、常に自分の生活の中心にあったのはスポーツでした。
もう二度と本気でスポーツに取り組んで真剣勝負をすることはありません。勝って泣くこともなければ、負けて泣くこともなくなります。辛いラントレをすることもなくなるし、ビデオを見て研究をするなど、勝つために何か行動することがなくなります。こう考えると、この生活が終わってしまうことが悲しくて仕方ありません。そう思う一方、この最後の一年を終えて、絶対に後悔したくないという思いが強く湧いてきます。引退した後に、あれをやっておけば良かったとか、あのとき妥協しなければよかった、という後悔を残したくはありません。
今年が集大成、勝つことに全力を捧げられる環境に感謝して、日々努力します。
長くなりましたが、これをもちまして、主将挨拶させていただきます。
主将 23期 松田陸