新歓コラム 小勝啓司

◯ラクロス部に入った理由

元々大学では、とにかく情熱的な団体に入りたいという気持ちがあった。合格が決まってから入学するまでの間、公式サイトで片っ端から各団体の様子を調べた。

実績・結果が伴う団体にはチーム全体に魅力が溢れているはずで、自分の求めてるものがあるんじゃないかと考えた。これまでの戦績や結果にポイントを絞って、各団体のホームページを見漁った。そしたら、理想にぴったり合う団体がこの男子ラクロス部だった。正直新歓に行く前からここに入りたいって思っていた。
だから一番大きな新歓イベントの日は男子ラクロス部に行こうと最初から決めていたし、最終的に1番多く行った新歓も男子ラクロス部。何回行っても自分の決断は変わることなくて、むしろ入学前から入部したいと思っていた気持ちがさらに強くなった。
○ラクロス部のいいところ
ラクロス部はとにかく勝つことを考えていて、日々部活に打ち込んでる人で構成されている。練習も常にいい練習になるように考えるし、指摘して高め合ったりもする。

同様に少しでも勝ちに近づくために、ラクロスに集中できる環境をつくるための運営も、自分達で行なっている。この熱量、それがラクロス部。自分もこの部活で、このチームで本気で勝ちたい、と心が動かされた。そこがラクロス部の好きなところ。


〇主務として

主務の主な役割は、チーム運営の先頭に立ち、チームを先導していくこと。ラクロスは学生主体のカレッジスポーツ。ラクロスをするために、チームを強くするために。時にはラクロス以外のことも、様々な活動を全て自分達で考えて行なっている。主務として、自分のチームへの運営の姿勢が、良くも悪くもそのままチームへと反映される。言わばチームは自分を映す鏡のようなもの。

そのために、誰よりもチームの勝ちに拘る。勝ちに拘るチームになるために。
『final4に勝つ』

この目標を達成する為、チームの運営を「やらなければならない仕事」として受動的に扱うのではなく、「勝つためにやること」として能動的に捉えていく、勝つ組織を作り上げる。

◯運動未経験

高校まではヴァイオリンや軽音楽をやってきて、これまでスポーツとは縁のない生活をしてきた。しかし男子ラクロス部のホームページを見て「これだ!」と最初に強く感じた衝撃が、運動をやってこなかったことに対する自分の不安を打ち消し、ラクロスに挑戦したいと思わせてくれた。

それでもやっぱり運動経験のない自分には苦労することも多かった。ラクロスは身体への負荷が高いスポーツ、運動未経験だとまず身体がついてこないという壁にぶつかった。最初は周りの人の何倍も身体に負荷がくるし、そもそもの身体の動かし方も分からず動きのイメージも湧きにくい。さらにそれを体現するとなると、それはもう困難極まりなかった。

でも、そんなことよりも、初めての本気のスポーツは斬新で本当に楽しかった。この気持ちを味わえたのがラクロスでよかった。自分はこの部活内で最もラクロスが好きであると自負している。
できないことは空き時間に1人で練習してできるようにする、それでもできないことはできるやつに教えてもらいにいく。同期と放課後に一緒に練習したりして、少しでも周りに近づこうと努力をしてきた。そういうのも、ラクロスが好きだから、全然苦じゃなかった、むしろ夢中になっていた。

運動経験があるに越したことはないけど、結局は自分の取り組み方次第。そんなことは、どうにでもなる。

◯新入生へ

ほとんどの人にとっては最後の学生生活、全く新しいことにチャレンジしてそれに打ち込めるチャンスというのは、これを逃すとほとんど無いんじゃないかな。

新しいことを始める時、苦手なことに挑戦する時、様々な場面で困難に直面することがあると思う。自分だってそうだった。でもラクロス部は、自分にそれを乗り越えさせてくれた、自分に勇気をくれた、自分を変えてくれた。この部活は、成長の機会を与えてくれる、それを成したときの喜びを教えてくれる。それだけの魅力がこの部活にはある。熱量がある。新しいことに挑戦できる最後のチャンス、自分はラクロス部に入って、自分の可能性が広がった。自分が思っているより、自分はできる。

新しいことに挑戦しよう。
きっとそれは、自分を変えてくれる。

小勝啓司