かっこいいになるために

21シーズン、主務とTSリーダーを務めます仙波日向子です。
コロナ禍の中で活動を終えた昨シーズンは、物理的距離は遠いものの、保護者やOBOGの方々、他にもチームを応援してくださる多くの人の存在をとても強く近く感じた1年でした。
大変ありがとうございました。
そして今シーズンもchergersをよろしくお願いいたします。

「かっこいいになるために」

とうとう最後の年になった。
初めてラクロス部に来た日、入部を決めた日、そんな一年生の頃の記憶がとても鮮明に残っていて、
自分にもう数カ月しか残されていないという事実を、とても不思議に感じる。

私はラクロス部に入るまで、先頭に立ったり、誰かに指示したり、引っ張って行ったり、そういうことができなかった。
したくないっていうより、自分にできるわけないとずっと思っていた。

けど、人を動かすのって達成感あってかっこいい。今はそう思う。
自分にはできないと思っていたけど、それはやらなかっただけ、自分が行動を起こさなかっただけだった。

もちろん今でも苦手意識みたいなのはあって、たまに「ほんとはこんなこと向いてないのに」ってふと挫けそうになる時もある。
けど、3年前の自分より確実に変わっている自信があるから、その経験があるから、もっと成長したいって頑張れる。

かっこいい4年生ってどんなだろうって考えた時、すぐに浮かんできたのはやっぱり一個上の人たちだった。
ラクロスが好きで、チームが好きで、全力で頑張ってて、勝ちのために最大出力で動ける人たち。
ラクロスのために全力で泣いたり、笑ったり、怒ったりできる人たち。

かっこいいって思った。

私もそうなりたい。

最初に書いたように、もちろん3年前に比べたら成長した自信はあるけど、それ以上にまだまだ足りてないって思うことがたくさんある。
これまでみたいに自分のことだけじゃなくて、
TSリーダーとしてTS組織全体のこと、
主務としてチーム全体のこと。
たくさん考えて、すぐに動いて、少しでも勝ちに近づくために。

たくさん脳みそと手と目が欲しいって思うけど、ほんとにそんなことになったら気持ち悪いので欲張るのやめておきます。
私はたつさんやみほさんみたいにスーパーキャパ人間じゃない。そんなのは自分が一番わかってる。
だから、チームのこと考えるときは幹部のみんなを頼るし、TSのこと考えるときは3年生の3人にも頼ると思う。
それがチームにとって一番いいと思うから。
けど、自分が一番頑張ることだけは譲らない。
そこだけは絶対に揺るがない軸として、最後の1年を過ごしていく。

そうしていれば、自分もあのかっこいい先輩たちみたいになれると思うから。

主務/TSリーダー 27期 TS 仙波日向子