「勝ちたい、ただ勝ちたい。勝つことだけが全てじゃないって言う人がよくいるけど、それは本当に勝利を目指して戦った人だけが言えることだと思う。」
新歓pvの一部で言ったこと。今でも本当にそう思う。
この1年間の練習、mtg、ウエイト、ラン、全ての努力は、結果でしか示すことができない。
千葉大は弱いから、下手くそだから、死ぬほど努力しないと勝てない。他の大学より2倍成長し続ける。
ラクロスをする上で、発信ばかりして周りの声を聞かないのは自分勝手で、逆に受信ばかりしてなにも発言せず、周りに自分の考えを伝えないのは、自分のやりたいプレーを理解してもらえない。発信と受信、相反する2つのことを両立する。
2つの意味を込めて掲げた「双」というスローガン。
みんなはこの1年間でどれだけ意識して練習してこれただろう。
千葉大は自分に甘い選手が多すぎる。
自分が苦手と分かっていることから目を背ける。
ウエイト、増量、シュート、パス、ラクロスIQ。自分に向き合うことが足りてなさすぎた。
2倍成長し続けるということは、常に考えて、今の自分に何が必要なのか、何を伸ばすのかを追い求めていないといけない。
今年のスローガンを掲げて、求め続けたつもりだったけど、振り返ってみると、つもりで終わっていて、もっとやれたんじゃないかという後悔がある。
俺自身ももっと個人と向き合うべきだったと、後悔している。
もっとみんなとうまくなれた。
今年、本気で関東制覇を懸けて1年間やってきた。
認識の甘さに気づいたのは早稲田戦だった。
6-20で負けた。
続く立教戦も4-16で大敗。
1年間の価値が、もっと言えばこの4年間のラクロスをしていた価値が自分の中ですごく下がった。
悔しいどころじゃない。なんのための4年間だったんだろう。
日々の小さな妥協が積み重なって生んだ結果だと思った。
だから、後輩たちには4年生のときに後悔しないように言っておく。
今やれることは全部やれ。自分に負けるな。
昼寝するくらいなら1日30分でいいからクロス触れ。
朝20分早く起きてシュー練しろ。
ウエイトではいつもより一回追い込め。
ラントレで毎回ぶっ倒れるくらい走れ。
次の日の朝までに映像チェックして、自分の課題を持って練習に取り組め。
明日から頑張ろうって言うやつは頑張れない。本当に頑張るやつは今、この瞬間すでに頑張ってる。
人間の成長は、限界を越えたところにある。
吐くほど食べたら胃が大きくなる。
クロスをボールを落とすくらい早く動かすから、クイックネスがつく。
死ぬような思いして走るから体力がつく。
全てにおいて、限界を越えたとき、人間は成長する。
例えば、映像を今日はいいやと見ないで次の日練習に行っちゃうけど、バイトで時間ないけど、今日は見てみよう。それについて5分でもいいから考えて、ラクロスノート書いてみる。
そうしたら昨日の自分より一歩成長できる。
自分のキャパも増えるし、時間の使い方も上手くなるし、新しい知識を手に入れられる。
いつも昼寝を2時間しているけど、ちょっと曇りで雨降ってきそうだけど、今日は1時間シュー練してみよう。
そうしたら、微妙だった逆手のシュートの感覚を掴めるかもしれない、リーグ戦で武器になるようなシュートを身に付けられるかもしれない。
そういう1日1日の踏み出す一歩が、5〜10分の限界突破が自分の4年間の価値を変える。
全てはリーグ戦の結果として。
4年間の価値って結局はリーグ戦の結果だから。
どんなに頑張ったって言っても結果がついてこなかったらその4年間になんの意味もない。
どんないい結果も、どんな悪い結果も、全て自分次第。
勝てばその4年間に価値はあるし、負ければその4年間に価値はない。
後輩たちには、自分の手で、価値のある4年間にして欲しい。
そのために、死ぬほど努力して欲しいと思う。
明日は中央戦。
spリーグで中央に勝った瞬間、何より先週の法政戦で勝った瞬間。
あの瞬間は本当に最高だった。
いつも妥協してしまう、GBへの一歩を出そう。
いつもプレッシャーにいけそうな場面で引いてしまっている一歩を出そう。
グランドでも変われる。
明日、今まで負けていた自分に勝とう。
このチームで最高の瞬間を。
中央戦、勝つぞ。
双
主将 #7 MF 金谷洸希