4年生コラム 三浦清誉

「最後」

思えば3年前

男子ラクロス部に出会い、魅了され、気づいたら入部していた。

先輩たちは本気で上を目指していて、めちゃくちゃカッコ良かった。
始めて1年目の自分には上手いとか下手とか全然分かんなかったけど、全力で物事に取り組んでる姿は、そんなの関係なく憧れの対象だった。

もちろんその年の人たちだけじゃなく、歴代の先輩たちはみんなそうだった。
カッコ良かった。

そんな先輩たちを見て、俺もカッコ良い先輩になりたかった。

今年1年最上級生としてやってきたけど、俺の姿はどうだっただろうか。

本気で勝ちたいと思ってやってんのか分かんないようなプレーだったり、行動だったり。
そんなヤツを見て憧れる人はいないし、カッコ良いなんてこれっぽっちも思われないだろ。

そんなんで良いのかよって。

それで終わっていいのかよ。

先日、主将で同期のユウキとも話した。
俺はこんなんで終わっちゃいけない。絶対終わらせない。

あと試合も2試合、練習も数える程しかないなかでどうするか。考えたけどやることはシンプル、がむしゃらに全てに全力を尽くす。そんだけ。

後輩、同期、先輩方、コーチ
ほんとしょうもない俺だったけど、最後死ぬ気でやり遂げます。どうか俺の最後の足掻きを見てやって下さい。

25期 #5 三浦清誉

4年生コラム 小林遼平

「自分の出来ること」

法政、早稲田に負けた。
もう後がない、次負けたら入れ替え戦にいくことになるかもしれない。

去年のリーグ戦途中脱臼してからGBの寄りが弱くなったり片手で拾おうとしたりと、怪我を言い訳にしていた。最後の年なのに全てのプレーで全力になれてなかったのは情けなかったし、自分の弱さがでていたと思う。

4年は人数少ないのに自分は幹部をやらず同期には迷惑をかけたと思ってる。特にともきとてるひにはOFの負担をかけてしまって申し訳なかった。

いろいろ言ったけどもう後は自分ができることをやるだけ。
自分の出来ることは点を決めるのは必須だけどだけど、やっぱ誰よりも走って走りまくることだと思う。俺が全部ブレイクバックしてDFもするし、俺が飛び出してゆうきからパスもらってクリアしてOFに繋げる。

2、3年MFはOFで思い切ってプレーすることだけを考えて欲しい。ミスしたらGBに真っ先によるし、最初にブレイクバックするから安心して1on1をかけてくれ。
一番舐められ頼りない4年だったと思うけど最後くらい、試合で辛いとき頼ってくれ。
2、3年MFの得点期待してるよ
あとともき、俺らでMFを引っ張っていこう

日体なんて早稲田と比べたら余裕だよ
おれらなら絶対勝てる
1年に1回しかないリーグ戦楽しんでいこう

25期 #17 小林遼平

4年生コラム 興松知輝

「最後の年」

法政戦に負けた。
自分は法政戦が1番重要な試合だと思っていた。そしてMFが流れを決める試合だとも思っていた。
ビデオは何回も見たし、自分が点を決めるイメージを何回もした。
でも試合になったら満足のいくプレーが出来なかった。体が動かなかったし、緊張もしていた。中盤あれだけ追い上げ始めても勝ちきれなかったのは、MFそして自分の責任が大きかった。

そして最近になって考えたことがある。今まで自分のプレーでチームを勝たせたことがなかったかもしれない。チームが勝った時でも、だれか他の人が活躍していた。
もう最後の大会だ。周りに頼るんじゃない。
シュート決める、GB取る、声切らさない、なんでもやる。
早稲田戦、やってやります。

25期 #19 興松知輝

4年生コラム 相川雛子

「みんなへ」

法政戦の敗北により私たちにはもう後がない。
最後のリーグ戦、何を残せるだろうか。

上級生になるたびに私は、後輩にはのびのびとやりたいことをやってもらえる環境を作りたいと思っていた。もしそれで何かミスが起きたとしても上級生である自分がカバーすれば良いと思っていた。その上下関係と部活への向き合い方が私の中の理想であった。というのも、2年生の時にやりたいことを自由にさせてもらっており、自分の変化と成長を感じることでその時期はとてつもなく部活が楽しかったからである。
しかし理想と現実は異なった。
3年生の時、後輩やチームではなく自分本位の考えに流されてしまい、部活を離れることを考えていた。理想と現実のギャップ、自分の弱さに直面してその事実から逃げたくて仕方がなかった。もう何もかも捨てて良いとさえ思っていた。
お世話になった人たちに恩をあだで返すように迷惑をかけてしまった。
でも、後輩や同期、先輩、コーチはそんな私にずっと向き合ってくれていた。その当時はすでに迷惑をかけていることから、向き合ってくれる時間さえ申し訳なくて重荷に感じていた時もあったが、今思えばその時期はこの4年間の中で最も自分と向き合った大切な時間であった。
迷惑をかけてしまったことに申し訳なくなると同時に、受け止めてくれたことに感謝してもしきれない。
私は、彼女彼等に恩返しがしたい。

この部活には努力がつきものである。
そして、「努力」とは自己満足ではなく結果を伴ってこそのものであり、この部活にはそれを理解し体現できる先輩が多く所属していたと思っている。
最後のリーグ戦、私もその一員となり、このチームに貢献し、恩返しがしたい。
そのためにはまだまだできることはたくさんある。
とにかくやる。
この部活のトレーナーとして、チームスタッフとして、胸を張って引退できるように努力する。

最後に、
後輩プレーヤーへ
4年生の人数が少ないことで負担をかけてしまっている部分はあると思うけど、単に人数合わせではなく戦力として私はみんなを信頼しています。大きな舞台、強豪校と言われる相手に感じるものはいろいろあると思うけど、今までの自分の努力を信じて思いっきり戦ってください。あれほどのトレーニングを乗り越えてきたみんななら怖いものはないです。やってやりましょう。

後輩TSへ
知らない間にいろいろなことが出来るようになって、今では十分に頼りになる存在です。これほどまでに選手の為に考えて、泣いて、喜んでってしてるTSは他大にはいないと思います。あんまりまともに伝える機会がないのでここで言わせてもらっちゃうけど、みんなは私の自慢の後輩です。みんなみたいな後輩がいたから私はここまで刺激をもらって頑張れたんだと思ってます。残り少ないけれど、最後まで一緒に駆け抜けよう。頼りにしてるよ。

同期へ
いよいよ後がない状況になってきたね。今後苦しい展開になっても私たちは絶対に下を向かずに前を見続けよう。不安になったら私たちを見ろ、と言えるように堂々としていよう。私たちの姿で後輩に力を与えられるように、努力をし続けよう。今まで費やしてきた時間を意味のある時間にするためにも、死ぬ気で戦おう。私たちの「FIRE」魂、みせつけてやりましょう。まだまだリーグ戦は始まったばかりです。さあ、いこう。

そして、チーム目標である「学生日本一」へ。
前進あるのみ。

25期 TR 相川雛子

4年生コラム 伊藤輝飛

「金谷洸希」

きっと最期になるであろうブログは、4年間でもっともお世話になった人に関連したものにしたいと思う。

ラクロスをやってる人なら一度は耳にするであろうこの名前。学生唯一の日本代表。千葉大学出身。昨年度主将。背番号7。

副主将になってからの1年間、この男のせいで毎日が大変だった。

僕にとってひろきさんとは、憧れの先輩であり、ラクロスの師匠であり、飲み友達であった。そして、理想のリーダーであった。

理想のリーダー=ひろきさんという等式が自分の中で成り立ってしまって、この1年間はずっとそれに囚われていた。こういう時ひろきさんは何て言うだろうか。この状況ならひろきさんはどう動くだろうか。あの場面ひろきさんだったらどうチームを鼓舞していただろうか。

自分がどうしたいかではなく、ひろきさんならどうするかで行動を起こしていた。

その結果、僕が1番大切にしたかった「ラクロスを楽しむ」という面が弱くなり、勝つために部員にきつく当たってしまうことが多々あったと感じている。

これだけみるとひろきさんがめちゃくちゃ厳しいリーダーであったと感じるかも知れないがそうではない。あの人は「ラクロスを楽しむこと」と「勝つために必要なこと」の両立を完全に体現していた。真のリーダーとはひろきさんのような人のことを指すと思っている。

僕もこの姿を目指していたが、自分のキャパシティの無さ故に「勝つために必要なこと」ばかりにウエイトがいき、もっとも大事にしたかった全員で「ラクロスを楽しむこと」ができていなかったと感じている。

練習中のミスに対して、同期や後輩に怒鳴ったり詰めたり。家に帰ってから、ひろきさんならもっと違う怒り方をしてチームをいい方向に持って行ったんだろうなと感じては自己嫌悪。怒った後に落ち込んでる部員を見かけてもいいフォローの仕方が見つからず自己嫌悪。

僕自身、2年生の頃はラクロスを楽しむことができず毎日辛い思いをしていた。その経験があったから後輩に同じ想いはさせまいと意気込んでいた。が、理想と現実が離れすぎている状況にまた自己嫌悪。

僕はこの1年間、チームにどんなプラスの影響を与えることができたのだろうか。僕が副主将で、OFリーダーで本当によかったのか。自分ではわからない。聞くのは怖いし今聞きたくない。これを聞くのは引退した時にしようと思う。

学生生活の全てを捧げたラクロスもあと少しで終わりを迎える。

だからこそ最後くらい、ひろきさんが言いそうなことではない、まっすぐな自分の想いをここに書き記したいと思う。

この1年、大変な思いしてきたんだからリーグ戦くらい腹の底から楽しもうぜ。ミスしても大丈夫。それで負けても大丈夫。負けた時は俺ら4年の責任。

勝った時は必死になってついてきてくれた2・3年生、応援してくれた1年生、指導してくれてるコーチ陣、支えてくれている親のおかげ。

1部の舞台はすごいぞ。1プレーで会場にいる全ての人を魅了させられる。あの光景の中心にいれることはどんなことよりも快感。緊張して本来の力を発揮できないのはまじでもったいない。

でもお前なら大丈夫。
腹の底からラクロスを楽しんで会場中を魅了してやろうぜ。

25期 #7 伊藤輝飛